これまでiPad版のibisPaintでは、ペン先ホバー時の十字カーソルはありませんでした。
しかし!2025年3月のVer.13.0へのアップデートを受けて、ibisPaintでもペン先に十字カーソルが表示されるようになったのです。
アプリをアップデートしたら、突然十字カーソルが表示されるようになってびっくりした人もいるでしょう。
iPadやスマホなどの場合、手元を見ながらお絵描きをするので十字カーソルは邪魔なら設定で消すこともできます。
この記事では、ibisPaintの十字カーソルの消し方を解説していきます。
いつの間に仕様変更した?
Ver.13.0.0からホバー時の十字カーソル表示に対応

2025年3月に公開されたibisPaint Ver.13.0から、Apple Pencilのホバー時の十字カーソル表示に対応しました。
Ver.13.0.0以降にアップデートしたら急にペン先に十字のカーソルが表示されるようになって驚いた人も多いと思います。

今まで無かったものが急に表示されるようになったので、なんか変なことしちゃったのかと焦りました💦
ほかにも今回のアップデートでは、オリジナルブラシパターンを作れるようになったり、塗りつぶしツールが進化しています。
どんな機能が加わったかを見たい人は、下記公式ページから確認できます。
>>ibisPaint公式・新機能の紹介(新しいタブで開きます)
十字カーソルを消すことはできる?
できます。
Ver.13.0.0以降にアップデート後は、デフォルトで十字カーソルがONになっています。
これまで無かったので、お絵描きのジャマに感じる場合は設定からOFFにしちゃいましょう。
iPad版のibisPaint画面で説明していきます。
ibisPaintのお絵描き画面右下の【→】マークを開きます。
続いて、歯車マークの【設定】を押します。

設定タブが開きます。
下の方にスクロールしていくと、【対応スタイラス】という項目があります。
この中の「ホバー中に十字マークを表示」のボタンを下の画像のように左側に動かすと、ペン先ホバー中に現れる十字カーソルを消すことができます。

カーソル表示は3パターン選択可能

カーソルは消すこともできますが、形を変えることもできるようになりました。
先ほどの【設定】タブの【対応スタイラス】をよく見てみると、「ホバー中に十字マークを表示」の上に「ホバー中に太さマークを表示」という選択肢があります。
十字マークと太さマークを組み合わせることにより、ホバー中のペン先マークを変更することができます。

私は太さマークのみONで使っています。
どれが良いかは人それぞれなので、実際に使ってみて判断してください。
ペン先の十字カーソルってそもそも必要?
お絵描きソフトではカーソルが出るのが一般的
パソコンにつないで板タブなどでお絵描きする場合は、ibisPaintでもCLIP STUDIO PAINTでもカーソルが表示されるのが一般的です。
板タブやマウスでのお絵描きの場合は、パソコン画面を見ながらの操作になるのでカーソルが無いとペン先がどこにあるか分かりませんからね。
一方、iPadやスマホなどの場合は、手元(ペン先)を見ながらお絵描きできるので、カーソルはなくてもどうにかなります。
元から板タブなどを使ってお絵描きをしていた経験のある人は、カーソル表示がないと違和感を感じるかもしれません。

私は大昔にアナログ下絵 → スキャナ取り込みで、色塗りだけPhotoshopを使ってました。
それから20年くらい経ってのiPadお絵描きデビューなので、カーソル無しの違和感は微塵もありません。
カーソルがあると便利な場面ってどんなとき?

あくまで私の場合ですが、ペン先の位置が明確になるので、一度途切れた線(特に集中線とか)の続きを描き足したい時はカーソルがあると便利です。
カーソルはあくまでホバー中(ペン先が画面から少し離れている時)に表示されるだけです。
ペン先を画面に押し当てると十字カーソルは消えるので、ペンを置く場所の目安として使えます。
ペン先を画面に置くまでは気になる存在ですが、実際に線を描いたり色を塗ったりする時には見えなくなるので、手元の視認性を邪魔することはありません。
まとめ
これまでiPad版のibisPaintでは、ペン先ホバー時の十字カーソルは無かったので、突然表示されるようになってびっくりした人もいるでしょう。
iPadやスマホなどの場合、手元を見ながらお絵描きをするので十字カーソルは邪魔なら設定で消すこともできます。
この十字カーソル、実は何年もユーザーから「十字カーソルを表示できるようにしてほしい」という要望が出ていたもので、今回のアップデートで待望の実装だったのです。
今回のVer.13.0へのアップデートでは、十字カーソルの表示のほかにも、塗りつぶしツールが進化したり、オリジナルブラシパターンを作成できるようにもなっています。
ぜひ新しくなったibisPaintでのお絵描きを楽しんでください。
>>ibisPaint公式・新機能の紹介(新しいタブで開きます)